心とからだに向き合う新習慣。I’m La Floriaで「私」をもっと大切に

D2Cブランドの持つストーリーを伝える「Emotional Stories」。商品誕生の裏側にあるストーリーや商品に込められた想いをお伝えしていきます。

今回は美容D2Cブランド『I’m La Floria(アイム ラフロリア)』の創設者である原由記さんにインタビューを実施。

『I’m La Floria(アイム ラフロリア)』は、2018年に誕生したデリケートゾーンケアブランドです。約7割の女性がデリケートゾーンに“匂い”や“肌荒れ”といった悩みを抱えながらも、そのうちのほとんどの人が「どうケアしたらいいかわからない」「特別なケアが必要だと思っていなかった」そうです。

デリケートゾーンのケアが一般的になると、自分らしく生きられる人が増えると語る原さん。「デリケートゾーンのケア」と「自分らしく生きる」ことに、どんな繋がりがあるのでしょうか。お話を伺いました。

「心もからだも左右される」女性特有のからだの悩みが『I’m La Floria』誕生のきっかけ

ーーデリケートゾーンケアアイテム『I’m La Floria(アイム ラフロリア)』が作られた背景を教えてください。

ブランドを立ち上げる以前は、ヘアケアアイテムなどを手掛けるベンチャー企業で働いていました。ベンチャー企業のため一人ひとりが抱える仕事量が多く、目まぐるしい日々を過ごしながらもやりがいを感じていたのですが……。

理由はわからないけれど、調子のいい日と悪い日の波がありました。同じ仕事をしていても、わけもなく「今日はミスをしてしまいそう」なんて不安に感じる日が時々訪れる。仕事の忙しさもあって、しばらくはこの正体不明の感情に蓋をしていました。でも、ある日その違和感がからだにも現れてしまって。

ーーどんな症状が出たのでしょうか?

デリケートゾーンの肌荒れです。お肌が敏感になってるせいか、なぜか一定周期で繰り返してしまって……。そのときに、生理の時などでお肌が敏感になったり、普段より気を遣うことが多くなったりすると「なんとなく調子が悪いな」と感じることに気付いたのです。心とからだは繋がっていて、一方が崩れるともう一方も乱れてしまいがちなのですよね。

ーー生理で気持ちや体調が左右される女性は多いかもしれませんね。

当時の職場には女性のメンバーが多かったので試しに聞いてみたところ、私と同じように女性ならではの不調に悩まされている人が多くいました。中でも、「生理のときのデリケートゾーンの肌荒れや匂いが気になるけど、どうしたらいいかわからない」という声は多かったですね。

私もデリケートゾーンの肌荒れにはとても悩まされていて、仕事のパフォーマンスに影響が出ることもありました。でも、忙しくて放置してしまうことも。そんなとき、「自分でケアできないかな」と思いドラッグストアに行ったところ、海外製のデリケートゾーンケアソープを見つけました。

ーーデリケートゾーンのソープを初めて見つけたときは、どのように感じましたか?

デリケートゾーン用のソープでケアしたら悩みが解消されるかも!」と期待を込めて購入したのですが……。海外製だからか、私には合わなくて。それから、もっと自分に合うものを求めてネットで検索したのですが、当時のデリケートゾーンケア商品はアダルトな印象を受けるものが多く、購入をためらってしまったのです。

「パートナーに喜んでもらうため」にケアをすることもすごく素敵だと思います。でも、私は「自分のため」にケアする商品が欲しかった。香りが良くて、保湿力があって、パッケージもおしゃれで。使っているうちに自然とワクワクして毎日が楽しくなる、そんな商品が欲しかったのです。

私も周りも、多くの女性が困っているのに求める商品が市場にない。それなら、化粧品メーカー勤めでボディソープやシャンプーの知識がある私が作ろう!と思い、デリケートゾーンケアブランドの『I’m La Floria』を立ち上げました。

「恥ずかしい」「興味がない」から、自分と向き合う毎日の習慣にしてほしい

ーー当時まだ一般的ではなかったデリケートゾーンケア商品を作るにあたって、大変だったことはありますか?

商品を形にするためには開発者、投資家、営業など、多くの方の協力が必要なのですが、圧倒的に男性が多くて……。そのため、初めはデリケートゾーンケアの重要性をなかなか理解していただけず悔しい思いをしました。生理の話をしても恥ずかしがってきちんと聞いていただけなかったり、女性が感じるデリケートゾーンの不快感をうまく伝えられなかったりして、もどかしかったですね。

でも、少しずつですが理解していただける方が増え『I’m La Floria』が生まれました。

ーー商品化されてからは、原さんご自身も店頭に立って商品を勧めていたそうですね。お客様の反応はいかがでしたか?

初めのうちは、お声がけしても「私そういうのは興味ないんで」と立ち去られてしまうことが多かったですね……。

ブランドを立ち上げた2018年頃は、今よりも生理やデリケートゾーンの話は「恥ずかしい」「隠すべき」とされていて。本当は匂いや肌荒れに悩まされているのに、恥ずかしくて誰にも言えないという方も多かったのだと思います。

ーーたしかに、当時は女性でも「デリケートゾーンケアは恥ずかしい」と思っている方が多かったかもしれませんね。

本当は「恥ずかしい」「私には関係ない」と思っている人にこそ使ってほしい商品なのですが……。

腕や足と比べると、顔の皮膚は薄くて繊細なことはよく知られていますよね。だから、顔はボディソープではなくて洗顔フォームや石鹸で洗うのが一般的。でも、実はデリケートゾーンの皮膚は、顔よりももっと繊細なのです。そう考えると、顔用のソープで洗うように、デリケートゾーンもデリケートゾーン用のソープで洗って優しくケアしてあげたくなりませんか?

ーーデリケートゾーンの皮膚は、顔の皮膚よりも繊細なんですね。それを知ると、これまでデリケートゾーン用のソープがなかったほうが不思議に感じます。それでも、「やっぱりケア用品を買うのは恥ずかしい」という方もいそうです。

『I’m La Floria』のソープは、実はデリケートゾーンだけでなく全身に使えます。それをお伝えしたらお客様の反応も変わってきました。

普通のボディソープをデリケートゾーンに使用すると、刺激が強くてヒリヒリする。でも、『I’m La Floria』のソープはデリケートゾーンにも優しいから、これで全身洗えると便利で心地よいのです。

初めは、デリケートゾーン用のソープではなく、全身に優しいボディソープとして手にとっていただければと思います。

そこからデリケートゾーンケアの大切さが少しでも多くの人に広まっていくと嬉しいですね。

デリケートゾーンのケアは、自分らしく生きるヒントになる

ーー『I’m La Floria』を手掛けるMellia株式会社では、「固定概念からの解放」を強く打ち出しています。どうして原さんは固定概念を解放したいと思うようになったのですか?

前職の影響が大きいかもしれません。化粧品会社だったためメンバーは女性が多かったのですが、管理職や役員はほとんど年配の男性でした。仕事ができる若い女性も多かったのに、年齢や性別で役割が決まってしまうことにどうしても納得がいかず……。

年齢や性別関係なく、何かに縛られずに誰もが自分らしく生きていけるといいなと思って。そこから「固定概念からの解放」を強く意識するようになりましたね。

ーーMellia株式会社のブランドは、現在『I’m La Floria』のみですよね。なぜデリケートゾーンケアが「固定概念の解放」に繋がるのでしょうか?

私は普段はすごくポジティブな性格なのですが、生理の影響でどうしても心とからだが不安定な時期が毎月1回訪れるのですよね。匂いや肌荒れに悩まされて気分まで落ち込んでしまって……。そんなとき、デリケートゾーンのケアを丁寧にするとリラックスできることに気付きました。

いつもなら憂鬱な生理のときも、からだを労ることで気持ちに余裕がでる。デリケートゾーンのケアは、自分の心とからだを大切にすることだと思います。自分を大切にできるようになると、きっと周りに振り回されず自分らしく前に進めるようになるはず。そのお手伝いを『I’m La Floria』ができるといいなと思っています。

性別も年齢も関係ない。I’m La Floriaを通じて誰もが自分らしく生きていける社会づくりを

ーー女性をターゲットとして生まれた『I’m La Floria』ですが、現在では男性やお子さんにも広まってきているそうですね。ブランドを取り巻く環境が変化してきた今、原さんはどんなビジョンを描いているのでしょうか?

『I’m La Floria』をきっかけに、目の前の相手を労れる人が増えるといいですよね。

デリケートゾーンのケアが広まれば、生理を始めとした性の話も気軽にできるようになるはず。女性の抱える悩みや不安を男性にも知ってもらうことで、もっとお互いを理解できるようになると思うのです。逆もしかりですよね。男女それぞれの性差をきちんと理解することで、男女ともに生きやすくなるはずです。

お子さんの場合は、幼い頃からデリケートゾーンケアを意識するきっかけになると思います。小さい頃から自分の心とからだを大切にする習慣を身につけることで、周りに流されず「自分は自分」と成長していけると思うのです。

毎日の歯磨きの習慣のように、『I’m La Floria』でデリケートゾーンケアをする習慣を広めたい。きっかけは小さなことかもしれません。でも、その積み重ねで誰もが自分らしく生きていける社会に繋がっていくと信じています。

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ブランドを通じて、誰もが自分らしく生きられる社会を実現したい。

普段目に見えない場所だからこそ、丁寧にケアすると気分も高揚しそうですよね。男性も女性も、大人も子どもも「ご機嫌」な時間が増えることできっと誰もが心地いい空間が広がっていくはず。

今回ご紹介したD2Cブランド『I’m La Floria(アイム ラフロリア)』は公式サイトから購入できます。

自分の心とからだと向き合う新習慣、あなたもはじめてみませんか。

プロフィール

原 由記

Mellia株式会社代表取締役CEO
化粧品メーカーで商品企画兼広告プロモーション部を統括。女性特有の悩みやからだのトラブルに着目し、2017年にMellia株式会社を創業。女性一人ひとりに寄り添うデリケートゾーンケアブランド「I’m La Floria」の商品開発・コンセプターを務める。

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仲奈々

インタビューライター。 妊娠出産を機に「子どもと自分に優しいコスメを使いたい」と思うようになり、デパコスやオーガニックコスメまで、ありとあらゆるものを試しています。